自分は東京音大の作曲科(芸術の方)を出ています。
クソ高い学費を出してもらった親には感謝と頭が下がる思いでいっぱいです。
音楽をやる上で音大に行くべきかというのは、どっちでも良いのかもしれませんし、自分は行った人生なのでどちらか良いかは比べられないのですが、行ってよかったなぁと思うことを書いてみたいと思います。
音大に入る前の勉強が良かった
なんじゃそらという話ではありますが、音大の作曲科って入る前に和声は芸大3巻くらいまでは終わってるんですよね。
受験勉強が国語とか一般科目ではなく音楽(作曲)という事になるので、そこで勉強漬けになるか音楽漬けになるかという違いは自分の人生に取ってよかった気がします。教えてもらった先生方、習わせてくれた親に本当に感謝しかありません。
自分はクラシックの勉強もピアノも高校生から始めました。
オーケストレーションの授業が面白かった
2年生の時に西村朗先生という方の管弦楽法の授業がありました。
先生がスコア片手にここの楽器の重ね方が素晴らしいとか色々見るべきパートを解説してくれるわけですが、これがすごく面白かった。これはやっぱり中々一人で見てても気付けない箇所が多く、勉強になったなぁという印象がすごくあります。オーケストレーションって面白いなぁと思える授業でした。
2年生の時の対位法の授業がすごく為になった。
成田和子先生という方の授業でした。確か2声対位法だけだったと思うのですが、2声を書いて、先生に見てもらうんです。あれ4声もやったっけな?
で、これよりこういう動きの方が綺麗だよねって教えてもらうんですけど、こういう感覚は中々ひとりでは身につかなかったんじゃないかと思います。
正直対位法の細かいことはもはやうろ覚えなんですが、そういう声部の美的感覚はここが原点なんじゃないかと思うくらい良い授業でした。
あとは打ち込みばっかりやっていた。
自分は大学で打ち込み音楽(DTM)がやりたかったので、授業はアカデミックな授業で面白かったんですが、譜面もロクに書かず打ち込みばっかりやってました笑 自由にやらせてもらったのは良かったなと思いますし、大学の良いところですよね。
大学までの音楽人生と同じかそれ以上に勉強になってるのは20代の頃の膨大な仕事なんですが、それはタイトルと外れるのでここでは割愛しようと思います。
自分の今後は
他にも友達と作曲の話がたくさん出来たりとか、思い出すと色々出てきそうですが、授業的に1番良かったといい印象が残ってるのは、上記のような感じですかね。
今の自分はさすがにもう音楽を習いたいとは思いませんし、誰かの影響を受けることもありません。
残りの人生で出来る限り曲を作りたいなと思っています。
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