Modern Scoring Strings / めちゃくちゃよく使う機材紹介2

2022/03/08 アップデート

普段使い混んでて日頃から良いなと感じる機材をご紹介するコーナー。
2つ目は、Modern Scoring Stringsです。

※2021/09/09 追記
昨日公式からアップされた最新のverは1.2.2ですが、これがバグなのか自分の環境の問題なのか正常に再生されない音符が多いです。(1.2は問題ありませんでした。)今購入すると必然的に1.2.2となってしまいますので、個人的にはそれ以降が出るまで待った方が良いとは思いますが。。1.2.2以降が問題ない事を確認できれば、またこちらに追記したいと思います。

※2022/03/08 追記
全然それ以降アップデートされません。。かと言ってまた1.2.2にする勇気も無いので保留状態になってしまってます。

代理店は見当たらず、Audiobroのサイトにしか売ってないみたいです。
そのせいか日本ではあまり話題にならない感じがします。

いつか書くと思いますがこちらのメーカーのModern Scoring Brassがとても良く、Stringsも発売を楽しみにしていました。wiMuで使っている弦楽の音源はほとんどこのModern Scoring Stringsです。

鳥さん

Keyscapeの時もそうだったけど良いと思ったら使い込む傾向があるね。。

目次

良い点

・奏法が非常に豊富(しかもリアル)

買ってすぐ練習がてら公開した動画ですが、こちらにて奏法をたくさん試しています。

多彩な奏法、アーティキュレーションにクリックひとつでアクセスすることが出来ます。*
他の音源によくある奏法切り替え時の位相違い等の違和感は全く感じません。
スタッカートひとつでもニュアンスが色々あるのでフレーズに合わせて選べますし、どれも非常にリアリティがあります。

*他のDAWでも操作性は大差ないかと思いますが、自分はLogic使いなので、一応Logic上での話になります。


奏法を徹底的に追い込んでみた動画も作ってたのでアップしておきます。

気になる点

・レガートの表現力が乏しい

特にメロディを演奏した時に随分とシンセっぽく感じられる時があります(そしてだいぶこれは致命的)。

なので、改めて書こうと思いますが自分の場合他の音源、Swam Violinと混ぜてシンセ臭さを解消しています。
トップだけSwamを混ぜた例です。*

*動画をアップした時はトップだけ混ぜるのが自分の中でのトレンドでしたが、最近はチェロまで混ぜてます。詳しくは別記事で書こうと思います。

注意する点

パッチのロードする容量が大きい。

バイオリンからコントラバスまで、5トラックのみをLogic上に立ち上げたら、Logicの使用メモリは20.3GBになっています。(ちなみにPC全体ではこれだけで36.1GB使用になってます)
公式には最低メモリ4GB以上、8GB以上推奨と書いてありますが、4GBでは本当にひとつのトラックがギリギリ動くくらいなんじゃないかと思います。
実際は金管など他のオーケストラ楽器やピアノとかも混ぜるでしょうから、PCのメモリは最低32GB以上、64GB、出来ればそれ以上が現実的な数字なのでは無いでしょうか。SSDは絶対にあった方が良いと思います。

補足

Q. この音源だけでストリングスは事足りる?

A.幅広い奏法に加えFXまでが実用レベルで収録されてるのでかなりの領域をカバーできますが、残念ながらこれだけでは足りないかもしれません。高いのにね。。前述通りのメロディの表現力が乏しいので、それをカバー出来る音源が何か必要かと思います。自分はSwamを併用しています。

Q.公式で売りにしているScale等は使う?

A.最初は物珍しさに使ってましたが使わなくなりました。。
DAWの譜面上と出音が一致しないというのも使わなくなった要因のひとつです。
自分だけかもしれませんがOstinatoに至ってはほ使った記憶がありません。

  • 最初に紹介したKeyscapeのように万人広くオススメ出来るような機材では無いかもです。
  • ストリングス音源が好きな人、自分の思い描くフレーズを細かくエディットしたい人、オーケストラガチな人に検討の対象のひとつだと思いますし、そういう方には初めて買うストリングス音源でもこの音源は検討のひとつになると思います。
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コメント

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